うがいで感染予防

 本格的なかぜの季節がやってきました。口の中が乾燥し気温が下がると、人体はウイルスや細菌に侵入されやすくなります。うがいは、口やのどを乾燥から守り、粘膜についたウイルスや菌を洗い流すので、かぜ感染対策に非常に有効です。が、歯周病菌はうがい薬の届かない歯肉の奥にいて、うがい薬だけでは除去しきれません。そしていったん歯周病を発症してしまうと、勝手に治癒することはありません。30代以上の8割は歯周病を発症しています。歯磨きに加えて歯周病治療が必要です。

 ただし、うがい薬(リステリンやイソジンなどの殺菌洗口剤)の使いすぎは禁物です。正常な常在菌叢を壊してしまうので、必ず用法容量を守りましょう。

 今は踏んばりどきです。頑張って乗り越えましょう。

2020年10月26日